最終日になって、どんより曇ながら、雨が止みました。朝食のパンとバナナを持って、真ん前の大安森林公園のリスさん達に、お別れの挨拶しに行きました。
リスさんは、とてもトロイです。目の前30センチ位のパンでも、ゴイサギやカササギに、取られてしまいます。彼女は一生懸命、近くに投げて上げます。それでも、小さなハッカチョウにすら横取りされます。
その次には、2駅先の植物園に回りました。彼女は、案外に足が強く、良く歩きます。自然も好きです。ただ、肌が弱いので、日射しと蚊を避けます。私は、全く気になりません。腕に止まって、血を吸う様子を写真にしたりします。しかし、流石に、ニュギニアやケニア等では、注意します。マラリアは、運が悪いと、一刺しで罹りますし、直っても再発しますから、おっかないです。彼女は、目も良いので、鳥や虫も見付けます。今回も、大きなカタツムリを、暗がりで指さしました。
大勢が、長いレンズを構えています。何処でも、珍鳥が出現すると大騒ぎなのです。近寄って、レンズを覗かせて貰うと、頭が紫色の美しい小鳥です。私も、見た事ないミツスイの種類でしょう。 しかし、一瞬の内に消えました。あの後も、みんなは、一日中粘るのだろうな。
中山地区の『台北の家』で、ランチ。旧アメリカ大使館跡の上品な軽食レストランです。私も初めてです。女性に人気らしく、満席で待たされて、奥まった庭の見えない席でした。
近くの路地を大巾に改築した洒落たブティック通りをお散歩。一寸、昔の竹下通りみたい。個性的な小さなお店が並んでいます。でも、自動車や自転車が通るので、ぶらぶらの雰囲気がありません。
台北市内の地下鉄は、とても便利で清潔です。駅や通路の広告も洗練されています。モダンアートの展示スペースの様です。
今回お招きを頂いた先輩も、モダンアート・ギャラリーに変身していました。「先輩、お幾つに成りました?」「今も昔も、マコトの10上ね。」 シンガポールもそうでしたが、美術の流れが、大きく変わっています。それなのに、私は、昔の先生方の作品に、遡っています。画商の生き方は、様々です。
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