冬を迎えるので、八ヶ岳の山荘行きは、先週で今年最後の筈でした。厳冬を越す準備の戸締まりをして、水抜きもしました。ところが、東京に帰ってから、マフラーと手袋を持って来てないのに、気が付きました。
部屋が手狭なので、私の夏冬の衣類は、山荘に置いて、季節毎に入れ替えています。再度、野辺山に出掛けました。部屋は暗くて冷え冷えとしています。初夏に、山荘を開く度に、小さな事件があります。ウサギコウモリが玄関にぶら下がっていたり、ヤマネがヒマワリを部屋中に隠し回っていたり、キイロスズメバチが窓枠に大きな巣を作っていたりします。大変と行ったら大変、楽しいと思えば楽しい事件です。
まぁ、今回は、閉めてから10日ですから、大丈夫でしょう。電気を付けて、見渡したところ異変は見当たりません。ホットして、ワインでもと、キッチンに入って、気が付きました。
足元に小さな塊。しゃがみ込んで見ると、可哀想にシジュウカラ君です。オスです。寝ているようにきれいです。ログハウスなので、何処かに隙間が出来ます。彼女との春の巣を探して入ったのでしょう。でも、出口が見付けられません。小さな鳥は、一日二日食べられないと、落ちてしまいます。手に載せると、体もしっかりしていて、毛もフサフサです。
春には、屋根下の巣箱で雛を育てたでしょうに。庭のズミの根元に埋めて、ミズナラの落ち葉を掛けました。ナムナム。英名で、グレイト・ティット。ティットはカラの類の意。その中で一番大きいので、グレイト。でも、スズメと同サイズで小さいです。山荘のえさ台にも、偶に来ます。コガラとゴジュウカラが常連です。
シジュウカラは、都市の公園や街路樹でも子育てをする、身近の野鳥です。住宅難なので、巣箱を掛けると良く利用します。お皿にヒマワリの種を置くと、庭先やベランダにも来ます。春一番に、ツツピー、ツツピー、ジュクジュクと囀ります。シャンティーユ城の木陰で、昼寝をしていたら、お腹の上を、啼きながらピョンピョン歩いて、くすぐったかった楽しい思い出があります。ヨーロッパのシジュウカラは、少し大きくて、黄色がかっています。
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